園芸家12ヶ月(中公文庫)
★★★★★(なつみ)
書評
管理人なつみが記憶に残す、父に買ってもらった本といえば、夏目漱石の「坊ちゃん」とこのカレル・チャペックの「長い長いお医者さんの話」。読書家でも何でもない父が気まぐれに買ってきた2冊ですが、今思うと私という人間には大きく影響しているような気がします。チェコの生んだ著名な作家カレル・チャペックは、ほんのささいいな日常の中に静かな爆発物のようなユーモアをしかけます。彼は、実生活では園芸をこよなく愛していました。その愉快なエピソード溢れる1年を綴ったこの1冊。文章で感じるガーデニング、もしかしたら、写真を眺めるよりもずっと想像力豊かな時間かもしれません。

